AngelDevil〜第一章〜言霊使い〜

翌日 待ち合わせの公園 待ち合わせ場所に着くとそこにはすでにレナがいた リュカ「よ、早いな」 レナ「リュカが遅いんだよ。じゃ、早く中入ろ♪」 リュカ「はいはい」 その後俺が適当に買い物に付き合って日も沈み、帰り道 レナ「ふー、楽しかったね♪」 リュカ「ああ、そうだな。(おまえだけだろ!ったくおまえは毎回毎回・・・)」 レナ「ねぇ、あの車・・・なんかおかしくない?」 俺が脳内で愚痴っているとレナがこちらに走ってくるトラックを指差して言った リュカ「そうか?別におかしくないような気が・・・」 そこまで言って俺はようやく気付いた スピードが異常に速い、しかも壁にぶつかっているのに平気で走ってくる そして一番の問題は・・・ 運転席に運転手がいない! リュカ「まさか・・・悪魔か?」 リュカが嬉しさの混じった声で言う そんなことを言っているうちに俺たちのすぐ目の前にトラックは迫っていた リュカ「くそ!やべぇ!」 トラックがリュカたちに激突する。 しかし潰れたのはリュカたちではなく、トラックの方だった 天使化したリュカが車を止めた(破壊した)のだ レナ「リュカ・・・?」 リュカ「ったく、テメェは疫病神か!3日で悪魔が2匹も襲ってくるなんて考えられねぇぞ!」 この言葉にはレナもキレた レナ「疫病神はあんたでしょ!こないだまで私は普通の高校生だったの! 天使のあんたがいるから悪魔も襲ってくるんでしょ!」 リュカ「んだと〜!」 レナ「ホントのことじゃない!」 ?「おい!おまえら!」 リュカ「なんだよ!」 レナ「なによ!」 ?「完っっ全に状況忘れやがって!魔人に襲われてることを早くも忘れてたのか!?」 リュカ&レナ「・・・あ・・・・・・」 ?「・・・テメェら・・・凍れ」 リュカとレナの周りが吹雪に包まれた リュカ「な!時空転移か!?」 レナ「リュ・・・カ・・・寒い・・・」 リュカ「い!?やべ!よっと」 レナの周りに暖かなオーラが張られた レナ「あったか〜い。」 リュカ「あぶね〜、ほっといたら死んでたな」 キン「俺は言霊使いのキン、おまえには死んでもらう。女は生かしてやるがな。」 リュカ「おい、テメェ!なんでレナは生かすんだ?」 キン「ふん、いいだろう、冥土の土産に教えてやる。    その女は人間界に100000年に一人生まれるという天界への道を『開く者』、いや、魔界、人間界、天界を行き来することができる能力をもっているのだ!    つまりその女さえいれば天界を支配することも可能なのだ!    今私たちのチーム、ヘル・イン・ヘブンは天界への侵略のための準備をしている。    そしてその女さえいればこの計画は完成する!    そのために守護天使である貴様には死んでもらう!」 リュカ「あ〜長い説明悪いんだが・・・」 キン「なんだ?」 リュカ「ほとんど意味不明だ」 キン「・・・・・・はあぁ!これは天使の一般常識じゃないのか!?」 リュカ「いや、まったく知らん!」 レナ「さっすが学習能力0人間、あ、天使だっけ」 リュカ「うるさい!少し黙ってろ!」 キン「ふん、まあいい、そろそろ消えてもらうか!盲目!」 リュカ「な!?目が見えねぇ!」 リュカの視界が完全に途絶えた キン「我が言霊は私の言葉をそのまま現実に反映させる!斬斬斬!」 リュカ「がぁぁ!!!」 リュカの体に無数の切り傷ができ、そこから大量の血が流れていく・・・ レナ「リュカ!?大丈夫!?」 リュカ「あ、ああ、大丈夫だ・・・ ところでテメェ、なんで『死ね』って言わねぇんだ?」 キン「簡単に死んでは面白くないだろう?」 リュカ「へ、嫌味な性格してやがるぜ」 リュカ(とは言ったもののこの傷じゃそんなには動けねぇ・・・しかし妙だぜ・・・     あいつは間違いなく慎重なタイプ、それがこんなに生かしておくはずがねぇ。    それに遊ぶなら悪魔は殺してから遊ぶはずだ・・・なんでこんな手の込んだことを・・・・・?」 キン(危うかったな・・・馬鹿と思っていたが、そうでもなかったようだな。    私の能力では人も天使も悪魔も殺せぬからな。    さて、そろそろだな・・・止めを刺すか・・・) そう、キンの言霊は相手を死に至らしめることはできない そのため相手を盲目にし、ダメージを与えてから直接殺すのがキンの狩りの仕方である。 キン(さて、どこにいる・・・?) キンが手に魔界で作られた鋭利な毒入りナイフを持ってリュカを探す。 リュカ「目が見えなくても手はあるぜ」 リュカがキンの後ろから言う キン「!?」 リュカが短く呪文を唱えるとリュカの回りで爆発が起こり、キンは吹き飛び気絶した リュカ「ま、こんなもんだろ。」 そして、キンが気絶すると同時に天使の羽根は消えた。 レナ「リュカ!早く逃げるよ!このままだったら警察とか来ちゃいそうだし」 リュカ「ああ、わかった、っと、こいつ持ってかねぇと」 なぜか胸騒ぎを覚えながらもリュカはキンを担ぎ、レナと共にその場を去った・・・ リュカ(なんか妙な感じすんだけどなぁ・・・) レナ「ほら、早く!」 リュカ「へいへい・・・」 リュカが立ち去った後、警察などが現場検証などをしたそうだが事故で終わったそうだ その後 ?1「キンが捕まった様だ」 ?2「所詮雑魚ということか、まあ計画には支障ないな」 ?1「どうやら守護天使が中々の強さを持っているらしいな。」 ?2「キン程度の実力だろ?余裕だな。それより例の準備は整っているのか?」 ?1「無論だ、後は『開く者』さえ手に入ればいつでも天界へ踏み込める」 ?2「そうか・・・わかった・・・ならば次は我がしもべを向かわせるとしよう・・・」