翌日
リュカ「あ〜、暴れ足りねぇ・・・」
リュカが放課後の校庭で呟く
昨日暴れたばかりだと言うのにまだ暴れたり無いらしい
リュカ「結局あいつもチームのアジトしかしらなかったが、流石に外国には行けねぇしな〜
ま、レナに言ったら『また暴れる気!?』って言われそうだな・・・
てか、悪魔でもこねぇかな〜」
キンが言ったアジトはアメリカのロッキー山脈であった。
レナ「コラ!また暴れる気?」
後ろから現れたレナが少し怒ったような声で言う
リュカ「おわ!いつからいたんだよ!?
てか、ちげぇって!どうせほっといても襲ってくんだから俺が動く必要ねぇしな。」
そう、昨日の話の中でリュカでもわかったのは先に言ったことに加えて、
悪魔の集団、いや、悪魔のほぼ全てがレナを狙っていると言うことと、
レナは天使や大天使、いや、神でさえも恐れるほどの力を持っていることだけだ。
レナ「う〜ん、でもあの話がホントかどうかわかんないじゃん♪
もしかしたら全部嘘かもよ?」
リュカ「楽天的だな〜もっと、悪魔が来た方が面白いじゃねぇかよ。」
レナ「ふざけないでよ!あんな怖いの来たら天使のリュカはともかくただの人間の私は死んじゃうかもしれないんだからね!」
リュカはレナの目を直視できずに空中にそらした
リュカ「なぁ、レナ・・・」
レナ「な、なに?」
リュカが急に真剣になったので少し驚いた声を出しながら答える
リュカ「噂をすれば影ってことわざあったよな?」
レナ「う、うん、あったけど・・・それがどうかした?」
リュカ「まぁ・・・あーゆうことだな。」
リュカが空を指差しながら言う
レナはリュカの指差す方向を見る
レナ「もう・・・勘弁・・してよ・・・・・」
レナが絶望と恐れの入り混じった声で言う
上空には悪魔の軍隊がいる。
リュカ(ざっと、20匹か・・・一人で天使化してりゃぁ、なんてこたぁねぇけど・・・)
リュカは横目でレナを見る
リュカ(ち、しゃあねぇ、気合で勝つか)
そんなことを考えている内にもう悪魔は5キロ程度に迫っている。あと1分もかからずにここにつくだろう。
リュカ「ん?お?おっしゃぁ!!!」
リュカの体から2対4本の羽根が生え、神々しいオーラを纏っている。
リュカ「レナ!ここで待ってろ!すぐ戻る!」
レナ「うん!・・・頑張ってね。」
リュカ「へ、俺が負ける訳ねぇだろ!」
リュカは翼で羽ばたき、悪魔の大群向かって飛んでいった
レナ「リュカ・・・絶対勝ってね。」
そしてリュカは悪魔の大群の目の前に来た
リュカ「おい!てめぇら!」
しかしリュカの言葉には目もくれずに悪魔は数メートル横をすり抜けていく
リュカ「・・・・俺を無視するとは・・・・・・いい度胸だなぁ!!!あぁ!!??」
リュカが怒りに身を震わせ悪魔に向かって光の波動をいくつも放つ
リュカ「ハーハッハッハッハッハッハァ!!!塵も残らず消え去りやがれぇ!!!」
リュカの放った波動が悪魔を2体ほど仕留めた
リュカ「ち、こいつら、雑魚じゃねぇ。全部がキンクラスかよ。めんどくせぇ・・・
あれで行くか」
リュカが長い呪文を詠唱する。そして遥か下の地面がえぐれ、純白の柄の部分に羽根の飾りがついた大剣がリュカの目の前に現れる
リュカ「へへ、やっぱ出せたか、こいつがありゃ百人力だぜ。ま、人間界の材料だから少し弱いが、こいつら程度なら・・・」
リュカが剣を一振りすると斬撃の波動が悪魔の集団に当たり5匹ほどが消え、他にも数匹が傷を負った
リュカ「やっぱ、弱いな。ほんとならあれで全部消せたのに・・・」
悪魔の集団もようやくリュカに気付き、襲い掛かってくる
リュカ「やっぱ戦いってのはこうでなきゃ面白くねぇよなぁ!!!」
リュカの斬撃が一振りで3匹以上の悪魔を消滅させる。
だが、悪魔もリュカに攻撃を仕掛けるが、当たってもほとんど効かず、当たる前にリュカに消されてしまう。
リュカ「へ、剣を持った俺の敵じゃねぇなぁ!!!」
そして地上では・・・
レナ「回りの人にはリュカも悪魔も見えないんだ・・・」
レナには全て見えているが、回りの人には全く見えていないようであった。
レナ「リュカ・・・早く勝ってよ・・・・・え?キャ」
レナの足元に魔法陣が現れ、近くに居た悪魔がレナを拘束し、魔方陣と共に消えた・・・
涼「な・・・今の・・・・なんだよ・・・・?」
涼には全て見えていた
そのころリュカは
リュカ「よし、あと3匹・・・消え・・・ろ?」
リュカの天使化が解け、地面に落ちる
リュカ「のわあぁぁ!!!なんでだぁぁぁぁぁ!!??」
リュカが落ちていくと悪魔も追いかけたが、すぐに引き返し始めた
そしてリュカは下が運良く湖だったので怪我一つ無く済んだ
リュカ「ったく、なんでいきなり天使化が解けんだよ。」
リュカは愚痴りながら校庭に戻っていく
リュカ「あ?レナどこ行ったんだ?」
校庭にレナの姿が無かった
リュカ「まさか・・・悪魔が俺を追わずに去ったのは・・・真の目的を達したから・・・・・?」
だとしたら・・・レナは悪魔の手に・・・・・
リュカ「クソ!」
リュカが地面に拳を叩きつける
リュカ「しゃあねぇ、どうにかしてロッキー山脈に・・・・」
涼「神崎を助けに行くのか?」
リュカ「!?涼・・・?見えてたのか?」
涼「見えてたって?ああ、神崎が誘拐されたんだろ?」
リュカ(なるほど、大方レナをナンパしようとしてたとこでレナが悪魔にさらわれたってとこか・・・
あ、こいつならなんとかなるんじゃねぇか?)
リュカ「ああ、そうだ、で、おまえに相談があるんだが・・・」
リュカが涼に耳打ちをする
涼「それはいいが・・・さっきのって映画の撮影じゃないのか?」
リュカ「なわけねぇだろ。レナはさらわれたんだよ。」
涼「じゃあ、さっきのおまえの羽なんだよ?」
リュカ「!!?? まさか・・・見えてたのか?」
涼「は?おまえさっきあっちで飛んでただろ?ワイヤーアクションかなんかか?」
リュカ(悪魔や天使は普通の人間には見えないはず・・・俺の意思で見える見えないを変えることは出来るが、
並みの人間には見えない・・・だとしたら・・・・・・まさか・・・・・・・・・?)
リュカ「涼・・・おまえ・・・・・――――なのか?」