.....雨が降っている、水滴が体に当たる.....
少年「...すまない」
黒いコートをかぶった少年が呟く。
その言葉は前の膝を折った同い年の子に聞こえたはずだ。
少年「許せとは言わない、でも...」
でも、できれば立ち直って欲しいとの言葉を呑んだ。
1話:飛来する運命−全ての始まり−
修「おい、起きろよ!もうホームルームが始まるぞ!」
少年の声で起きる...またもや眠気が彼を襲う。
修「起きろって!!」
隆一「...うるさい...。」
彼の名は天神 隆一(アマガミ リュウイチ)、15歳の高校生だ。
よく考えれば友達が横の少年、宮下 修(ミヤシタ シュウ)しかいない。
......我ながら協調性の無い性格だ......。
三度目の眠気が襲ってくる。
夢見が悪いとはいえ、眠りたい。
隆一「...俺は眠たいんだ、おとなしく寝せてくれ。」
そういい残すと俺は夢の世界へ旅立とうとする。
修「殴るぞおい!!」
といいつつすでに2、3発殴られた。
隆一「わかった、起きるから殴るな。」
そもそも学校なんてつまらないものを作ったのは誰だろう。
先生「はい、号令。」
ドアから入ってきた先生は機械的に行動する。
−起立−
−礼−
−着席−
学級委員がお決まりの三拍子を唱える。
先生の名は切崎、真面目だが怒ると怖い。
切崎先生「突然だが、明日は転校生がくるんだ。」
隆一「...。」
学校について考えているのでそんな事は耳に入らなかった。
放課後...
ここは学校から近い田舎といっていい場所にたたずむカードショップ。
隆一「こんにちは。」
店長「...なんだ君か...
またうちに眠りに来たのかい?」
ため息をつく店長、いや納得の理由だけどさ。
修「こいつ今日も眠りっぱなしですよ、
調理自習の時間もこいつが眠ったせいでパンが焦げるし...。」
店長「ふ〜ん。」
いつものとおり、修が愚痴る。
店長「そういえば...もうそろそろか...。」
少女「こんにちは。」
扉をくぐって現れたのは一人の少女。
店長「いらっしゃい、真衣ちゃん。」
どうやら真衣と言う名の少女らしい。
髪が肩までかかっている、年齢は自分より年下と思う。
店長「二人に紹介しよう、この子は私の親友の娘で『光 真衣(ひかり まい)』ちゃんだ。
年齢は君たちと同じ15歳、都会から来たんだけどデュエル大会で優勝経験もあるんだよ。」
隆一「...そうか、じゃあ俺は寝る。」
寝るためにきたのだから当然だ。
真衣「これからよろしく、早速ですけど店長さん。
この辺で1番強い人って誰ですか?」
店長「...隆一君...じゃないか?」
修「じゃあまず俺とデュエルだ!」
真衣「いいですよ、手加減はしませんよ。」
「デュエル」
数分後......
修:LP 0 VS LP 3700:真衣
店長「やっぱりね...。」
修「...orz...。」
部屋の隅っこでいじけている。まあ、当然の行動だろう。
真衣「...えーと隆一さんは...デュエルしないんですか?」
店長「彼はめんどくさがりだからね。
大会にすら出ないから強さがわからないんだ。
でも私はここら辺では最強だと思っているけどね。」
......嫌な予感がする。......
真衣「あの〜、デュエルしましょうよ。」
...やっぱり...
隆一「ヤダ。」
あっさり否定する。
俺は眠りたいし、そんなめんどくさいことはする気が起きない。
真衣「ね〜しましょうよ〜。」
袖を引っ張る、本当に同い年か?
隆一「...じゃあ1回だけな。」
このままだと寝せて貰えそうに無いので仕方がない。
隆一(このカードを使うか...どうするか...)
内ポケットにある1枚のカードを取り出す...。
数年前にある人物にもらったパックに入ってたカードだ。
?「こんにちは、隆一。」
隆一「...何か用か?それと今は夜だ。」
正確には深夜だ。
?はひとつのパックを取り出す。
白い戦士の絵が表紙に描かれているが見たことのない。
隆一「これは?」
?「私があるルートから手に入れたパックの一つです。
これしか手に入らなかったのであなたにあげようと思ってもってきたんです。」
どんなルートやら、まったくこの人の交友範囲は理解できない。
隆一「...見たことのないパックだな。」
?「...私もよくは知りません。
不思議な感じがするのであのデッキを封印したあなたの戦力になればいいですね。」
隆一「...もらっておく...じゃあな..・。」
俺は迷わずそのカードをデッキにいれる。
「デュエル」
あとがき
クロ助「さあ始まりました、『創造と破壊の決闘』、次回もお楽しみに!」
PS.ユウさん、世界観、およびパックの使用許可ありがとうございます。