創造と破壊の決闘―神々の捧げるレクイエム―



大会当日・・・なのだがまだ学校。
今日から夏休みのためみんなの表情が明るい。

隆一「大会・・・か・・・。」

自分のデッキを見つめながら呟く。
元々勝ちたいと言う意欲はまるでない。
ただ単純に自分の力がどこまで通用するのかを知っときたかった。

俺のデッキ・・・5年前から共に歩んできた力。
俺はこいつらを使ってやろうとしていないのかも知れない。

―それは、自分のカードを裏切る行為かもしれない―

隆一(だが悪い、俺はまだ本気で闘う気が起きない)

長考終了、大会に向かうか。



ドンッ ドンッ

真昼から花火が打ち上げられている。
はっきり言って騒音以外の何者でもない。


「おい! 大会主催者からコメントがあるみたいだぞ!」


観客がざわめく、やがてはヘリから一人の人物が降り立った・・・。

カイバーマン「俺からいう事は一つ!己がカードの力で未来を切り開いてみせろ!!」

ワアアアアアアアアアアァァァァァァァッ!!!

カイバーマンと呼ばれる人物、どこかで見たような気がする。



隆一「さてと、対戦相手は誰だ。」

トーナメント表を見てみる。

真衣「法垣 天智(ほうがき てんじ)・・・知っていますか?」

隆一「さあ?」

修「俺も、知らない相手だ。」

「雨宮 紫苑(アマミヤ シオン)」

真衣「あ、この人は知っています。」

修「へ〜どんなひと?」

修が興味深々で尋ねる。

真衣「たしか13歳の女の子です、無口ですが強いんです。」

修「・・・。」

強い、の一言に顔を曇らせる。

隆一「ご愁傷様、まあがんばれ。」

修「ああ、俺は勝つ!!」

隆一(無理だろうな)

真衣(無理でしょうね)

まさに以心伝心。
その後、修の名が呼ばれた、1番目は修のようだ。



審判「ただいまより、「宮下 修vs雨宮 紫苑」の戦いを始める!」

黒スーツの審判、名前は磯野(いその)というらしい、
やっぱりどこかで見た気がするんだけどなー。

修「手加減はしないぜ。」

紫苑「・・・・・・・・・・・・(コクン)」

修「デュエル!!」

紫苑「・・・・・・・・・・・・・」

修「・・・先攻、もらっていいか?」

紫苑「・・・・・・・・・・・・・・(コクン)」

修(間が痛い・・・誰か助けてくれー!!)

誰も助けることなどできはしない。


修(まあいいや、さっさとやろう。)
  「俺のターン、カードを1枚伏せ、『暗黒の狂犬』を召喚。」

【暗黒の狂犬】 1900/1400 闇属性 獣族 ★★★★
効果なし
修「ターンエンドだ。」 紫苑「・・・・・・・・・・・ドロー・・・・・・・・・・『知恵の女神−アテナ』召喚。」
【知恵の女神−アテナ】 500/1500 光属性 天使族 ★★★★
このカードの攻撃力・守備力は自分の手札1枚につき、500ポイントアップする。 このカードは攻撃宣言を行えない。1ターンに1度、このカードの攻撃力以下の モンスターを破壊することが出来る。
紫苑「・・・・・・・・・・・・・・・・カードを1枚伏せる・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・効果発動・・・・・・・・・・『暗黒の狂犬』・・・・・・・・・・・破壊。」 知恵の女神−アテナ 功 500  → 2500              守 1500 → 3500 暗黒の狂犬→墓地 修「1ターン目で功撃力2500!!?」 隆一「気づいたか・・・。」 真衣「修さん・・・デュエルスタイルが変わっていますね。」 隆一「ああ、前なら装備魔法をつけて攻撃力3000はいっていただろう。     やっとまともな戦術になったと思ったら、それが裏目に出たな。」 修「俺のターン・・・『黒犬獣 バウ』召喚。」
【黒犬獣バウ】 1800/1200 闇属性 獣族 ★★★★
このカードは戦闘フェイズに相手カードの効果を受けない。
修「さらに手札から『獣王の片鱗』発動。」
【獣王の片鱗】 通常魔法
自分の場の獣族モンスター1体を選択して発動する。 そのモンスターの攻撃力は墓地に存在する獣族モンスター1体の攻撃力分、 ターン終了時まで攻撃力をアップする。
修「墓地に存在する『暗黒の狂犬』の力を借り、   『黒犬獣 バウ』の攻撃力はアップする。」 黒犬獣 バウ 功 1800→功 3700 修「『知恵の女神−アテナ』を攻撃!!」 知恵の女神−アテナ→墓地 紫苑LP8000 → 6800 修「どうだ!!」 紫苑「・・・・・・・・・・ドロー・・・・・・・・」 修(すこしは動じろよ・・・) 汗をたらす修。 紫苑「・・・・・・・・・・・・・・・『神々の聖地−全てを統べる世界』・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
【神々の聖地−全てを統べる世界】 フィールド魔法
「神」と名の付くカードの生け贄召喚に必要な生け贄は0になる。
紫苑「・・・・・・・・・・『風神−アイオロス』召喚・・・・・・・・・・・・・攻撃。」
【風神−アイオロス】 2500/2000 風属性 天使族 ★★★★★★★
このカードは特殊召喚できない。 相手モンスターを戦闘で破壊した場合、手札からレベル4以下の「神」と 名の付くモンスターを特殊召喚することができる。
黒犬獣 バウ→墓地 修LP8000→7200 修「な、なな・・・。」 紫苑「・・・・・・・効果・・・・・・・・・・『暁の女神−エオス』・・・・・・・攻撃。」
【暁の女神−エオス】 1500/1000 闇属性 天使族 ★★★★
場のこのカードが存在する限り、相手の伏せるカードを確認することが出来る。
修LP7200→5700 修「くそ・・・。」 紫苑「・・・・・・・・・・・・・・・ターンエンド・・・・・・・・・・・・・・・。」 修「俺のターン・・・へっ、俺は『獣神−リグラバル』を召喚。」 紫苑「!?」
【獣神−リグラバル】 2800/2500 地属性 獣族 ★★★★★★★★
このカードは1ターンに1度、墓地の獣族モンスターを除外し、そのモンスターの攻撃力分、 ターン終了時まで攻撃力をアップすることが出来る。この効果は相手ターンでも使用できる。
修「フィールド魔法はお互いが使えるカード・・・俺も使用させてもらった。」 真衣「あのカード・・・かなりのレアカードですよ。」 隆一「ああ、だが・・・浅い。」 修「『獣神−リグラバル』で『暁の女神−エオス』を攻撃!」 暁の女神−エオス→墓地 紫苑LP6800→5500 修「ターンエンドだ。」 紫苑「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『法の女神−テミス』・・・・・・・・・・攻撃。」 修「へ?」 ドゴォン 獣神−リグラバル→墓地 修LP5700→5500 修「な!?」
【法の女神−テミス】 3000/1000 光属性 天使族 ★★★★★★★★
このカードは特殊召喚できない。 相手モンスターを破壊したとき、ライフを半分捧げることで そのモンスターを自分の場に特殊召喚することが出来る。
紫苑「『法の女神−テミス』・・・・・・・・・・・・・効果・・・・・・・・・・・・・・。」 紫苑LP5500→2750 修「そうかさせるか!!罠発動!!!」 紫苑「!?」 あとがき地獄 ただいまクロ助はリア様に調教もとい拷問を受けています。